DOOGEE MIXにCWMを移植する試み

DOOGEE MIX向けのカスタムリカバリが無い!
どうやらタッチパネルに対応するのに難航しているようで完全動作するTWRPの公開はまだ時間がかかりそうです…


タッチが出来ないTWRP

[TEST][TWRP]Unofficial DOOGEE MIX TWRP ^
https://forum.xda-developers.com/android/general/test-unofficial-doogee-mix-twrp-t3648831

ブートローダーアンロックを行った後、書き込みを行わないRAMブートで試してみる。

>fastboot boot twrp.img
タッチパネルが動作しないので、OTG機能を使ってマウス等で操作する事ができそうだ。
しかし、OTG機能を使うためにUSBポートを使ってしまうとADBで書き換えができない…

CWM RecoveryをDOOGEE MIX向けに移植してみる

タッチ出来ないならボタンで操作すれば良いのでは?
ということでタッチ非対応版のCWMリカバリをDOOGEE MIXで動くようにしてみた(※動くだけ)

TWRPやCWMなどのカスタムリカバリは他機種のものでも同種のSOCであればカーネル部分を入れ替えるだけで動作する事があるようです。
DOOGEE MIXはMediaTek Helio P25(MT6757CD)というSoCを使っています。
いろいろ試した結果、Helio P10(MT6755M)を搭載したInFocus S1のCWM(CWM-Recovery V6.0.5.3 for InFocus S1)を使ったらしっくりくる感じでしたw

使ったもの
・標準のリカバリイメージ(StockROMから取り出す)
・移植したいカスタムリカバリイメージ(今回CWM-Recovery V6.0.5.3 for InFocus S1)
Carliv Image Kitchen

手順

  1. 標準のリカバリイメージと移植したいカスタムリカバリイメージそれぞれをCarliv Image Kitchenで展開
  2. 展開された標準のリカバリから「recovery.img-kernel」をコピーし、展開された移植したいカスタムリカバリのrecovery.img-kernelと入れ替える
  3. Carliv Image Kitchenでカスタムリカバリを再構築
  4. outputフォルダに作成されたカスタムリカバリ(recovery-mod.imgとする)の動作を確認。
    >fastboot boot recovery-mod.img
    
    起動しない?→移植したいカスタムリカバリイメージを変えて最初から(^_^;)
    起動した?→つづく
  5. 細かくカスタムリカバリを編集
  6. 展開済みのカスタムリカバリのramdiskフォルダ内のファイルを自分の端末向けに編集していきます(基本的に標準のリカバリの内容に合わせるだけ)
    変更する場所は基本的に以下のファイル
    etc/recovery.fstab
    default.prop
    fstab.mtXXXX
    ueventd.mtXXXX.rc
    ueventd.rc
    
    特にrecovery.fstabの変更が重要で、ここでシステム等がマウント出来るかどうかが決まります。
    mmcblk情報はroot化後などにmountコマンドや以下のコマンドを参考にすると良いでしょう。
    # ls -l /dev/block/platform/mtk-msdc.0/11230000.msdc0/by-name/
    
  7. 再構築して完成
参考:HOW TO PORT TWRP ON MEDIATEK DEVICES

できたもの

cwm-doogee-mix-test

フラッシュしないでください

>fastboot boot cwm-doogee-mix-test.img

できること
ADB接続ができる
Systemがマウントできる
SDカードが使える

できないこと
画面が逆さま
/dataがマウントできない
内部ストレージが使えない
Wipeできない
…etc

更新の予定はありません。修正求む!!




0 件のコメント :